本やホームページなどでよく見る「(c) **** 2016」の表示は、著作権表示と言われていますが、厳密には、実は必要はありません。
かつて、一部の国では、著作権表示がないと、その瞬間に著作権フリーになるということがありました。
ただし、著作権にはベルヌ条約があり、これに加盟している国では、著作権表示が無くても、著作物を創作すれば、著作権が守られます。
以前はアメリカも加盟していませんでしたが、1989年に加盟したので、ベルヌ条約にはほとんどの国が加盟しており、著作権表示が無くても、著作権は保護されます。
しかし、時間をかけて作成した著作物を公開するときなど、勝手に利用されないか、不安になりますね。
そのため、「この作品には著作権があり、作成したのはいつで、私が著作権者です」という、著作権表示が付けられています。
著作権表示の正しい書き方
必要な3つの要素(名前と発行年度の順番は逆でもOK)
「©のマーク 著作権者の名前 作品の発行年度」
① ©はCopyright(コピーライト)で「著作権」という意味
なお、”(c)”でもOKです
② 著作権を持っている著作権者の名前 (制作者ではありません)
ただし、通常、制作者=著作権者
③ 最初の発行年 (更新の年号はあってもなくてもOK)
著作権は制作時の年が重要
私も、最近は、ブログで公開する画像には、必ず「© 一灯 2016」または、「© 2016 一灯」と右下に追加しています。
参考文献:
「著作権とは何か―文化と創造のゆくえ (集英社新書)」(福井 健策 著)
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